社内でファシリテーションができる人を増やしていくために重要なこと
組織の中でファシリテーターを教育・育成する上で非常に重要なのは、やはり「場数」。
模擬会議および実際の会議を1回でも多く経験させることです。
学んだことを実際の会議などで活かせなければ意味がないので、
集団活動を促進させる場を1回でも多く経験させることで成長を促すのが効果的です。
会議ごとにどのような展開になるのかはそれぞれ異なるため、
ファシリテーターが腕を磨くなら実際の会議などの集団活動を
促進させる場を頻繁に経験させるのがベストです。
とにかく経験を積ませたい場合は、模擬会議を繰り返すのがおすすめです。
模擬会議の場合、それぞれの参加者には役割を与えます。
たとえば「とにかく発言の多い人」や「反対意見が多い人」などです。
それらの参加者がいる中でどのように会議を進めるか、実践の中で能力を養っていきます。
ファシリテーションの研修を受けたのち、会議の経験も積めば、
ファシリテーターとして成長しやすいです。
結果につなげるファシリテーターになるには
結果につなげる優秀なファシリテーターはさまざまなスキルが備わっているので、
それらのスキルを総合的に伸ばしていかないといけません。
どれか1つのスキルだけ突出していても結果につなげる
ファシリテーターにはなれないので、バランス良くスキルを鍛えていく必要があります。
たとえば計画を立てて先を見通すスキル、参加者の意見をよく聞く傾聴のスキル、
参加者の本音を引き出す質問のスキルなどです。
どのスキルも結果につなげるファシリテーターにとって欠かせないスキルなので、
普段から意識して鍛えていかないといけません。
会議で急にやれと言われてもできないため、日常生活の中で意識して鍛えることが大切です。
また、他にも合理的に考えたり、物事を深く考えたりなど思考力、
論理的に物事を組み立てる論理力を養うことも、
結果につなげるファシリテーターになるための条件です。
バランス良く成長するためには、コンスタントに自己分析して欠点を補う必要があります。
それを繰り返すことが、結果につなげるファシリテーターになるための重要なポイントです。
自社会議を派遣ファシリテーターに頼っていいのか?
どの派遣会社に依頼するか次第ですが、派遣ファシリテーターなら会議を上手くまとめてくれます。特に実績に優れた派遣会社のファシリテーターなら、希望した通りの結果に導いてくれることを十分期待できます。ですので、派遣会社の実績などをよく調べた上で、重要な会議を派遣ファシリテーターに頼るのは決して間違いではありません。
ただ、派遣ファシリテーターを頼れば、派遣されたファシリテーターの人数と時間に応じて然るべき費用が発生します。会議の度に毎回費用が発生していてはコストもかさみます。会社の将来を考えれば、派遣ファシリテーターを頼りつつ自社でファシリテーターを育成することも検討しなければいけません。会社で優秀なファシリテーターの育成に成功すれば、派遣ファシリテーターを頼らずとも会議が理想的な結果になります。
優秀なファシリテーターの育成は簡単ではありませんが、育成しておけば将来的なメリットが大きいのは間違いありません。初めは派遣ファシリテーターを頼って構いませんが、自社で育成することも視野に入れましょう。